休日ということで、軽い話題です。
先日友人に連れられて、北○地の飲み屋に行きました。
その店はママが二人という珍しい体制(オーナーは別にいるらしい)。
一度目行った翌日に、片方のママから丁寧なお礼の電話が入りました。そんな電話要らないんですが、まあ律儀な感じでした。
そして暫くの後、僕が不在の時ですが、そのママが会社にお歳暮を持ってきました。まあこれも突然会社に来られて、迷惑といえば迷惑な話なのですが。
そして、聞けば一緒に行った友人二人にも、お歳暮が届いていたそうです。
それで彼らとその後飲む機会があった時、みんな同様に、「やっぱりあの店行かなあかんよな」と考えていたようです。
一度飲みに行っただけなのに、わざわざお歳暮を持って来られたら、恐縮してそういう気にもさせられますし、そのママの人柄がすごく律儀な感じなので尚更です。
その店に向かう途中、たまたま「エビで鯛を釣る」という話が出て、そういえば俺たちまさにこれからそれだなという話になりました。
数千円のエサをもらって、数万円を差し出しに行くわけですから。
ビジネスモデルの本題はここからです。
その店はぱっと見の雰囲気やノリはそう高級な感じではないのですが、価格だけは立派で高級店並なのです。つまり「価値<価格」という印象を受けるのですが、何故かその日も満杯で、大盛況でした。
当日電話を入れた時、満杯だったので、席が空くのを他の店で待ってから入ったぐらいですから、相当に繁盛しているようなのです。
その店のもう一人のママというのが、1/4ロシアが入ったクォーターで、叶姉妹のような超ボンバー体型をしていて、不二子ちゃんと呼ばれているらしいです。
で、その不二子ちゃんと色々話しをしていると結構盛り上がり、今度デートに誘って欲しいというような話になり、「お、行けるかも」という雰囲気なのです。
実は前回には、チーママともそういう感じになっていて、その日はそのチーママは一度も我々のテーブルには付かなかったのですが、帰り際の送りに出てきて、「ママずる~い。○○さん(僕の名前)、私も誘ってよ~。」という感じなのです。
店を出て友人から「お前あの店でモテモテやな~、羨ましいわ!」みたいな事を言われたのですが、別に真に受けてはいません。
実は美人局(つつもたせ)で、下手に食ったりしたら、怖い人とかが出て来るんじゃないのとか、その後冗談まじりに話していましたが、さすがにそれはないとは思います。
しかし実はその店の特徴は、他のねーちゃんも含めて全体的に話題が緩く、みんなが結構ヤレそうな雰囲気をかもし出しているのです。
そう、それはその店の戦略なのです。
つまりどのねーちゃんもヤレそうな雰囲気を醸し出して、それをエサに店に来させる。
それに下手に騙されようものなら、大金使って通えど通えど、いっこうにヤレないという結果に・・・・
まあ実際はどうかわかりませんが、律儀な電話、お歳暮、ヤレそうな雰囲気とこれらが上手く機能すれば、ある程度高い価格を取っても繁盛するだろうと納得もできる気がします。
もし店全体にこの戦略を徹底しているのだとしたら、この店のオーナーは結構なやり手ですね。(キャバ嬢なんかが、個人的に同様の戦略を取ることはよくありますが)
しかしビジネスモデルとして真っ当かといえば、???となりますね。
それでも喜んで金を払って通うお客がいれば、その客に対しては相応の価値提供しているのかもしれませんが、基本的にはバカを騙して金を巻き上げるサラ金なんかのモデルと共通点があるのではないでしょうか。
あ、ちなみに彼らは何故他の友人ではなく、僕を最初のターゲットにしようとしたか。
それは簡単です。
代表取締役の名刺を持っているので、金があるだろうと勝手に解釈したのと、世間知らずで騙し易そうに見えたんだと思います。
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