企業価値評価セミナー1 - 板倉さんとの出会い
現在、パートナーとしてお手伝いさせていただいてる「板倉雄一郎事務所」のメインコンテンツである、「企業価値評価セミナー」について、4回に分けて、その概要と卓越した素晴らしさを、皆様に紹介したいと思います。
元々僕が事務所のパートナーになる前、まだ一受講生たった頃に、当時の板倉さんやパートナーの皆さんに向けて書いた「感謝文」をベースにしています。
まず第1回目は、板倉さんとの出会いからです。
(この記事を含むこの後4つの記事は、以前書いた古い文章をベースとしていますので、当ブログの文章と、語尾の言い回しなど、統一性がない点をご了承ください。)
元々板倉雄一郎さんを知ったのは1996 年頃、まだ14.4K 程度のモデムでインターネットに繋いでいた頃だった。当時いつも見ていたNTT のホームページに、インターネット関連の最新ニュースがリンクされており、当時は「どこどこの会社がホームページを立ち上げました」なんていうのも日々のニュースになっていた。
そんなある日、ハイパーネットのビジネスモテルが紹介されているニュース記事に辿り着き、ものすごい衝撃を受けたのを覚えている。何かそういうビジネスをやりたいと漠然と考えていたので、これは天才的なアイデアだという感じを受けた。
その後ハイパーネットは倒産し、その一部始終を記した「社長失格」が出版される訳だが、本屋で見つけるなり即それを買い、一気に読んだ。読み終わって、やはり自分も同じようなことをやりたい、経験してみたいとさらに強く思うようになり、結果的にそのミニチュア版のようなものをやることになった。
1999 年~2000 年にかけてのIT ベンチャーバブルに乗って、順調に器を整え、上場実務経験者や公認会計士、その事業分野のプロといった頭のいい一流スタッフを揃え、上場事業会社やベンチャーキャピタルから資金を調達し・・・と体裁だけは整ったのだが、フタを開けてみれば事業の方はさっぱり。事業の失敗まで板倉さんに追随するつもりはなかったのだが、結局その会社も活動を停止し、規模を縮小することになった。
その間に起業家の大先輩としての板倉さんのところに、何度か押しかけていって、色々と相談させてもらったりしたのが最初にお会いしたきっかけだった。
事業失敗の後、何もせずに「ぼーっと考える時間」を設けた。株式投資でもしながら、のんびりと暮らしていければいいなぁと漫然と考えながら、日々金融関係、投資関係、マーケット関係の本を読み漁り始めていた。サラリーマンをやってる人より十分な時間があったので、それなりに勉強の成果も出て、アービトラージを中心とした手法で十分な生計+資産増加ができるような状況にはなった。
その状況にある程度満足はしていたが、日々もっといい投資手法はないかと貪欲に勉強はしていたし、自分の知らない新たな手法を求めていた。
(続く)
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