「金」はそんなに大事か
ある本を読んでいて、脳に刺激を受け、人生哲学的な事を考えてみました。
ちなみに自分なりに「深い思考」が進むのは、大抵何かの本を読んで、脳に刺激を受けた時です。
今回は「時間の有効活用」について書かれた本の中で、「目的」と「手段」を履き違えるという、よくある失敗について読んだ時でした。
本の中では、ある目的のための「プレゼン資料」を準備している時に、その資料の細かいレイアウトや見た目、完成度などを夢中で追及するあまり、本来の目的を見失って、時間を浪費してしまうというのが、例として挙げられていました。
そこでふと考えたのですが、なぜか「金」が人生の目的となっている人が、世の中には大勢いると思うのです。
「ホリエ」とか「ムラカミ」とか「オリグチ」とか「シゲタ」とか「マツムラ」とか「サラキン」とか「サキモノ」とか・・・・
あ、たまたまそういう名前の人が居るだろうという事で、決して固有名詞ではありませんからね(笑)。
人生の目的は、人それぞれだとは思いますが、一つの典型的な例について考えてみました。
例えば、「幸福」が追求すべき人生の目的であるという人は、少なくないと思います。
では、幸福を得るために必要なものは何でしょうか。
これは例えば、安全・安心、健康、家族、仲間、自由、時間とい事になるのではないでしょうか。
では次のレイヤーとして、それらを得るためには、何が必要でしょうか。
これも人によってまちまちだとは思いますが・・・例えば、
食、酒、趣味、レジャー、旅行、芸術、スポーツ、読書(知識)、パーティー、家、車、モノ、快適空間、異性、仕事、社会貢献など・・・。
(場合によって重複していたり、多少レイヤーが違う場合もあるでしょうが、そういう突っ込みはナシでお願いします。)
そして、それらを円滑に、潤沢に得るためのほんの一手段として、はじめて「金」が来る訳で、もしそれらが全て完全に満たされるなら、人間にとって別に金なんて必要ない訳ですよね。
ここで良くあるケースとして、本来の目的である幸福を得ようと、その手段として「金」を儲けようとする。
さらに「金」を儲ける手段として、仕事や労働を行う。
(仕事や労働は金儲けの手段でない場合ももちろんありますが)
そして、その仕事や労働のために、本来は上位に位置する筈の「自由」や「時間」や「家族」や「仲間」や「健康」を犠牲にする人って、あまりにも多くないですか?
上記に、金の亡者にありそうな苗字の例をいくつか挙げましたが、そのように金の亡者ではなくても、金に関して「手段」と「目的」を履き違えてしまっている場合が、非常に多いと思います。
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コメント
お金に対しての手段と目的・・・
確かによーく考えると履き違いを
していたような気がしますね
参考になりました!
話は変わりますが4月30日午後6:30
より西宮市白鶴酒造館に私の友人の
ヤンネ館野、その父のピアニスト館野泉
のコンサートが有るので時間があれば覗いて
やって下さい
酒蔵のなかではバイオリンって結構いい音色
してるのに二年前のコンサートで気ずきました。
投稿: kobapin | 2008年3月21日 (金) 17時40分
kobapinさん
ピアノ&バイオリンのコンサート良さそうですね。
行ってみるかもしれません。
投稿: bigapple | 2008年3月21日 (金) 18時02分