「ザ・プロフィット」利益はどのようにして生まれるのか
このブログを見ていただいている誰かが、アマゾンで購入されたログがあり、すごく面白そうだったので、即注文して読んでいます。
ヒジネスモデル = バリュードライバー = 利益の源泉 の幾つかのパターンを把握する上で、非常に勉強になります。
様々な企業価値評価(バリュエーション)をする上で、非常に重要なのはビジネスモデルを把握する事です。
板倉さんはセミナーでよく、
・タッカーとフォード
・トヨタ
・アマゾンとセブンイレブンの比較
・ソニーのPS3と任天堂の比較
などを例に挙げて、ビジネスモデル=利益の源泉を解説しています。
しかしそれ以外の会社のバリュエーションをしようとした時、その会社の真のビジネスモデルがなんであるのか、突きとめられない場合も多いのではないでしょうか。
例えば、単純に「技術力」とかで片付けていないでしょうか。
この本では、読みやすい物語形式によって、23のモデルを解説しており、色々な気づきが得られるとともに、ビジネスモデルが体系的に整理、理解できると思います。
さらに一つの例を紹介するごとに、同じモデルの他の例を考えさせるように書かれており、真剣に考えれば相当なトレーニングになります。
気付きの例を幾つか挙げます。
例えば、「製品ピラミッド利益モデル(ファイヤーウォールで利益を守れ)」の項目を読むと、バービー人形の会社がこれに該当する例として紹介されていますが、トヨタはまさにこの仕組みも実践していると気付きます。
さらにバフェットの投資先である「コカコーラ」のバリュードライバーは、これまで「ブランド」だと片付けていました。
しかし「マルチコンポーネント利益モデル(同じ製品で異なるビジネスを)」にも該当する事がわかり、「う~ん、なるほど!」と関心させられてしまいます。
企業価値評価をする前提知識として、超オススメの本です。
| 固定リンク
| コメント (9)
| トラックバック (0)
最近のコメント