プレジデントに突っ込み
6月23日に、「プレジデント2007年7.2号」」が突っ込みどころ満載なので、いずれ書きますと予告していた通り、本日書くとします。表紙のタイトルは“「金持ち」家族、「貧乏」家族”です。
最初に出ている「言行録」というところに、キーワードが抜粋されていて、すごくいいと思ったんですよ。例を挙げるとこんな風です。
・転落に拍車をかけているのが「ジジ」「ババ」の存在だ(中略)親が
頭金を出すケースがよくあるが、分不相応な住宅を購入して
しまった子供は、後でローン地獄に苦しむことになる。
・「地価はまだ高騰する(中略)そんな内容のチラシが頻繁に
ファクスで送りつけられてくるようになった」(中略)これは”ババ”
をつかんでくれる相手を探し始めていると感じました。
・経済感覚のない女性は愛人でいいわけで、本妻にはなれません。
・「富を得た人や会社は、その利益を使ってさらに付加価値の高い
商品を生み出し、社会に還元する義務がある」
ね、結構いいこと書いてますよね。
コレ読んだから、もっと中身読みたくなったんです。
次に坂本龍一のインタビューがあって、コレがまた良かった。少なくとも音楽家としては(それ以外は知りませんが)、超一流だし、インタビュー読んでてもカッコイイ。しかし彼が一時、小室哲也にコンプレックスを抱いてたというのは、意外でしたね。そんな必要ないと思うんですけど。
それで本題に入ると、最初は“「中の上」を襲う「貧困スパイラル」”と題して、年収1000万を超えるそこそこ収入のいい層が、特別に贅沢している訳でもないのに、知らず知らずのうちに家計がヤバくなって、破産の危機に陥ったり、それだけの収入がありながら、貯蓄が0か、もしくは殆どなかったりする話が出てきます。
その原因としては、住宅ローン、車、生命保険、子供の教育費などに、なんとなく場当たり的に金を使う結果、そうなってしまうというものです。これは確かにその通りで、僕の身近で知っている人にもそういう人は結構います。
だからこそ、ファイナンシャル・リテラシーの向上が必要なんですけどね。やっぱりセミナーの宣伝になっちゃいますけど。
ここまでは、まあ良かったんです。次に、じゃあ上手くいってる人は、どうやってるのかという話になります。
ここからが「ずっこけ」の連続で、まあ危機を煽ったまではいいが、プレジデントでは現実的な解決策は提示できないことが、「よ~く」わかりました(笑)。
続きは明日にでも。
| 固定リンク
「05自由と豊かさを得るには」カテゴリの記事
- ラジオをお聞きいただいた皆さんへ(2012.02.01)
- ノーリスク、ハイリターンを得る方法(2012.01.31)
- 将来を切り拓くには、どうすればいいか(2012.01.30)
- 超優秀になるのに、特別な才能は必要ない(2012.01.29)
- 超優秀なスーパー大学生たちの存在(2012.01.28)
「09書評」カテゴリの記事
- お久しぶりです(2008.07.10)
- ビジネス書は「娯楽」である(2008.04.06)
- レバレッジ時間術(2008.04.04)
- 電卓一つで「企業価値」を見抜く方法(2008.03.24)
- 「ザ・プロフィット」利益はどのようにして生まれるのか(2007.12.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント