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2007年6月16日 (土)

金融商品の罠

セミナー活動の同僚である、企業法務専門の弁護士Mさんから紹介いただき、「週間ダイヤモンド6月16日号」を読みました。
表紙のタイトルは「丸ごと一冊投信・預金・保険 金融商品の罠」です。

書かれてある事を一言でまとめると、こうです。

「投信、仕組み預金・債権、貯蓄性保険・年金」などの金融商品の多くは、顧客の金融リテラシーのなさに付け込んだ、悪質、ぼったくり、不利な(それらの何れかまたは複数に該当する)商品ばかりで、中身をきちんと理解して買うことが必要なのはもちろん、それらを選ぶより、自分できちんと勉強して、手作りで自分に最適な金融ポートフォリオを組むべき。

との提言です。

色々な金融商品を紹介しながら、その仕組みとカラクリを暴くことにより、それぞれの商品で如何に販売側(投信会社などの金融商品の作り手と、証券会社、銀行、郵便局などの売り手)が有利で儲かり、如何に顧客がリスクだけを負って儲からないか、を延々と書いています。

紹介されている商品は様々ですが、そのカラクリを理解する上で、押さえておくべきポイントとなる点は、ある程度限られています。
それは、具体的には主に以下の点です。

1.購入手数料
2.解約手数料
3.信託報酬
4.為替手数料(外貨建て商品の場合)
5.分配金にかかる税金など
6.不要な特約などの抱き合わせ(保険商品の場合)
7.オプションの利用

これらを組み合わせて、商品提供側は必ず儲かる仕組みを組み立てた上で、「行動ファイナンス」などを駆使して、顧客に「如何にお得に見せかけるか」を考え抜き、お化粧をして、販売しているのです。


しかも金融機関の窓口の販売員のレベルは低く、売ってる本人たちも「商品の本質」を理解せぬまま、ただ「マニュアルに従って」売っているのです。

特に規制緩和の影響で、最近になって投信の販売をやり始めた銀行や郵便局はひどいようですが、僕もそう思った経験が何度かあり、全く同意します。

一度 CITIBANK で投信を奨められた際、全くお粗末な金融知識しか持たない役職者に、色々と説明されましたが、最後はこちらから丁寧に教えてあげたことがあります(笑)。

それ以来、ファイナンシャル・プランナーやファイナンシャル・アドバイザーは一切信用しません。大体TVに出てくるそういう肩書きの人も、ロクなのいないですし(笑)。

上に挙げたポイントのうち、特に7.のオプションの仕組みについて理解できれば、ほぼ全ての金融商品のカラクリが理解できると思うのですが、それぞれのポイントについて、次回以降何回かに分けて、解説してみたいと思います。

PS)
僕も「行動ファイナンス」については、非常に興味あるのですが、彼らはそれを利用して「マーケットでいいパフォーマンスを上げる努力」をするのではなく、それを悪用して、「如何に顧客に『お得』だと思わせるか」を考えるという姿勢は、いかがなものでしょうか。

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コメント

こんなブログ見つけましたよ!!

http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/d/20070615

投稿: まッただ | 2007年6月27日 (水) 08時35分

まったださん

情報有難うございます。
山崎元さんのブログですね。

彼は銀行系出身なのに、完璧にそっちを敵に回してますね。

投稿: bigapple | 2007年6月27日 (水) 16時33分

辛口・暴露、本当そうですよね。
今日か明日、投信セミナーの報告日記書きます。
翌日電話で質問してもなんだかグレーな返事でしたよ(笑)

投稿: まッただ | 2007年6月27日 (水) 20時05分

まったださん、情報楽しみにしてます。

投稿: bigapple | 2007年6月27日 (水) 20時15分

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