020板倉雄一郎事務所セミナー

2007年7月31日 (火)

夏休みモード

先週末は、「企業価値評価セミナー」でした。

相変わらず楽しい仲間たちと、楽しく勉強し、勉強のお手伝いもさせていただき、楽しく語る場となりました。

現在はセミナーの運営サイドで、スタッフとして参加させてもらっていますが、当初支払ったセミナー代金に対して、その効果として、自分はいくらぐらいリターンを得ているのだろうかを、ふと考えてみました。

セミナーで得た知識を活用して、株式投資によって得たリターンは、実現利益だけでも、セミナー代金の20倍は優に超えています。


しかしそれは僕が得た、そしてこれから得るであろうリターンの、「ほんのごく僅かな一部」にすぎません。


それ以外にも、

・今後の投資活動によって得られるであろう経済的リターン
・今後も「自由と余裕の投資生活」を続けられる確固とした自信
・セミナー仲間たちと一緒に学び、遊び、楽しむ素晴らしい時間
・事務所パートナーとしてお手伝いさせていただく喜びと報酬

などを考えると、そのリターンは僕にとって無限大です。

次回の大阪開催まで、しばらくセミナーはなく、8月は事務所も夏休みモードに入りますが、次回以降一人でも多くの方に、仲間になっていただき、一緒に楽しい未来を築いていただきたいと思います。


僕も夏休みモードに入ります。


本日からまた「えぐぜかてぶすいーと」に行くのを手始めに、学生時代に一応プロを目指していたバンドメンバーとの久々のスタジオセッション、友人家族たちと日本海でボート&海水浴&BBQ、板倉さんたちと内房でボート&釣り&BBQ、さらにセミナーメンバーで那須高原キャンプなど、予定目白押しですごく楽しみです。

十分にリフレッシュして、パワーを蓄えたいと思います。
(普段からいつもリフレッシュばかりしてると指摘されそうですが(笑))

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 6日 (金)

お知らせ

読者の皆様

いつも、当ブログをお読みいただき、有難うございます。
本日は、お知らせをさせていただきます。

板倉雄一郎事務所主催の「実践・企業価値評価シリーズ合宿セミナー」を、下記日程で行います。

○7/28(土) ~ 7/29(日) 東京会場
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/shop/seminar01.html

○9/22(土) ~ 9/23(日) 大阪会場
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/shop/seminar09.html

僕がこのブログで書いている、ファイナンスや投資の知識の殆どは、このセミナーから得たと言っても、過言ではありません。

また、現在「自由と余裕の投資生活」を送れるのも、そしてこれからも、送れると自信を持てるのも、セミナーで学んだ事が大きく寄与しています。

現在、一緒に仕事をさせていただいている僕が、こう言うのも何ですが、板倉さんから得られる知識のすごさは半端じゃないです。
これまで曲がりなりに、何人もの上場企業の経営者や、その他優秀なエリートとされる方と接して来ましたが、板倉さんの「世の中の本質を見抜く深い洞察力」は、他に類をみないほど卓越しており、圧倒的に優れています。

そしてもちろん、その他のスタッフから得られる知識も、相当に価値のあるものです。

僕は「社長失格」の頃から、板倉さんを知っていましたので、板倉さんの話をじっくり聞けるというだけで、受講前から「価値」>「価格」は間違いないと確信していました。
しかし現在では、さらに「価値」>>>>>「価格」を確信する今日この頃です。

セミナー当日は、僕ももちろんスタッフとして参加しますし、個人的に「自由と余裕の投資生活」を得るためのコツも、ご希望される方には、伝授させていただきます(笑)

この機会にぜひ、我々の仲間になっていただき、皆様個人、そして社会のための、「充実した未来」を切り開きませんか。
皆様とお会いできる事を、心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 3日 (火)

増資について ~ セミナーから得られるもの

実は昨日の問題について、「将来フリーキャッシュフロー」を分ける分母が減り、一株あたりの分け前が増えるので、その部分では一株あたりの「価値」が増加するという考え方は、ある種、形を変えた「ダブルカウント」なわけです。

単一の事象についてよく理解できていても、それが複数同時に合わさって出てきた場合、誤解してしまう可能性があるので、やはり具体例を挙るなどして、完全に理解することが大切ですよね。


今回のセミナーリニューアルの目玉の一つは、昨日話題にした「自社株買い」をはじめ、企業の様々な財務オペレーションが、企業価値などに具体的に「どのようなインパクトを与えるか」をわかり易い「図」や「具体例」を使って説明するものです。

例えば、自社株買いでも「フェアバリュー」、「株価割高」、「株価割安」のケースがありますし、自社株買いの他にも、有利子負債の増減、配当、増資、株式分割、MSCBなどについても、想定される各ケース毎に解説しています。


それらを学ぶと、マーケットに参加している人の多くは、全く感情的で、何も考えずに参加している、という事実に気づくことができると思います。これは何も素人の個人投資家に限った話ではなく、プロと呼ばれる投資家や、上場企業の経営者も含めて、殆どがそうだといえます。

それらセミナーで学ぶ、企業の財務オペレーションのうち、僕が投資家として特に面白いなと思ったのは、「増資」です。


一般的には「増資」は、マーケットでは毛嫌いされていて、「増資=希薄化」という短絡的思考によって、ほぼ必ず売られて株価が下がります。

Photo_4

しかし増資は昨日解説した自社株買いの、いわば反対のようなものだと理解していれば、そこに大きな投資チャンスがあることがわかります。


もう少し具体的には・・・・もうわかる人はわかると思うのですが。
板倉雄一郎事務所の、パートナーエッセーでいずれ書こうかな。
これぐらいの知識が習得できる人なら、一生投資で食えると思うんですけど。

PS)
う~ん・・・やっぱセミナー費用安すぎませんか(笑)、板倉さん?

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年7月 2日 (月)

ダブルカウントと自社株買い ~ 久々の合宿セミナーを終えて

昨日までの週末は、久しぶりの「企業価値評価セミナー」でした。

今回は3月以来の開催だったり、スタッフ変更後初の開催だったり、自分がスタッフ側に回って初の開催だったり、内容を大きくリニューアルしての開催だったり・・・

色々と、新しい船出に相応しい、素晴らしく充実した場になりました。
その様子や、詳しい内容については、板倉さんはじめ関係者のブログ等で、紹介されているので、そちらに譲ります。

現在事務所のパートナーになって、セミナーで教える内容については、ほぼ全て理解しているつもりではいたのですが、それでも、実は新たな発見により、さらに理解が深くなることも多々あり、前準備の段階も含めての今回がまさにそうでした。

セミナーを受けた皆さんや、板倉雄一郎事務所のエッセーを読み込んでいる皆さんは、もちろん「ダブルカウント」の間違いについては、完全に理解されていますよね。

そうそう、阪神電鉄を買い占めた村上世彰が、現金化できもしない「線路」や「百貨店」の土地などを、非事業用資産として計算し、それを使った事業から上がってくるキャッシュと、土地などを売却した場合に入ってくるであろうキャッシュを、二重にカウントしていて、「村上バカだなぁ」というアレです。

まあそれは置いといて、今回のセミナーでは「自社株買い」についても、詳しく勉強しました。セミナーに出た方は、もちろん理解されていると思いますが、一例はこういうものです。

○ある会社の「価値」と「価格」が同じ(つまりフェアバリュー)で
   ある時、その会社が自社株買いをしたら、

1.会社全体の「価値」(企業価値)と
2.一株あたりの「価値」は

それぞれどうなるか、という問題について、考えてみて下さい。

す。

正解は、

1.会社全体の「価値」(=企業価値)は減少する。
2.一株あたりの「価値」は変化しない。

でしたよね。

では上記について、本当に腹の底から理解しているか、次の問題です。

1.については実際、「自社株買い」に使う現金が社外に流出し、BSも小さくなりますよね。具体的には、借方は現金が減り、貸方は自己資本(または純資産)が減少する。

次に2.についてなのですが、もし自社株買いをして、その結果現金が流出したとしても、それが余剰現金だとして、将来のフリーキャッシュフローに影響を与えないとします。

一方、自社株買いによって、市場に流通する株数は、確実に減少します。将来のフリーキャッシュフローが変わらず、株数が減少するのですから、一株あたりの将来フリーキャッシュフローの分け前は、増加することになりませんか?

それなのに、何故一株あたりの「価値」に変化がないのでしょうか?
ヒントはこの文章の中にあります。

わかった方は、コメント欄に記入いただくか、tkjsby@gmail.com まで是非メールを下さい。

PS)
買い取った自社株(金庫株)を消却しないと、株数が減らないからというのは、不正解です。これについても、板倉さんが書かれていますが、金庫株は消却してもしなくても、同じです。

PS2)
今回も「まったださん」の番ですよ!(笑)

| | コメント (12) | トラックバック (1)

2007年5月 6日 (日)

関西オープンセミナー

本日梅田スカイビルにて、半日の「オープンセミナー」を開催しました。

    

↑「真っ当な株式投資」の発売を記念して、行われたもので、事務所としては「東京以外」の場所で行われる「初めての」セミナーとなりましが、約100名近くの志の高い方々にご参加いただき、非常に盛況でした。

参加いただい皆さんからの評価も非常に好評で、現在次の開催予定が決まっていない「合宿セミナー」を受講希望という方も、数多くおられ、その期待をひしひしと感じることになりました。

この日、僕個人的に印象に残った、板倉さんの言葉は、
「経営者が自分の財産のうち、どれだけの割合を、自分が経営する会社の株式に投じているのかを見ることは、その経営者が信用できるかどうかの、重要な指標になる」
という主旨の話でした。

それと関連して「バフェットからの手紙」、に、下記のような記述があります。

-----(以下引用)------
①チャーリー(副会長)と私(会長;バフェット氏)がバークシャーにそれぞれの財産のほとんどを注ぎ込んでいること、
②バークシャーは株主であるみなさんの投資から得る損益が、私たち経営陣が得るものと同様になることを心がけて運営しようとしていること、
③バークシャーの業績がこれまで満足いくものであったこと・・・・
をみなさんがご存知であるからこそ、バークシャーの株主になられていることを私たちはよく理解しているつもりです。
投資に関しては、そのような投資先への「忠誠心」で行うような手法が必ずしも間違っているというつもりはありません。しかし、「分析的」な手法を好む株主もあり、そのような方たちのために、私たちは必要な情報をご提供したいと思います。当社が他の企業に投資をするにあたっては、そのような異なる手法、つまり投資先に惚れ込む方法や分析的な方法が同じ結論をもたらすように心がけています。
-----(引用終了)------

少し回りくどい表現で、わかりにくいかも知れませんが、意訳すると、要するに、
1.経営者への信頼やその態度、人柄、実績に惚れて投資判断を
  する方法
2.財務諸表などの数字を分析して、投資判断をする方法

があるが、そのどちらも正しいし、その人のやり方で行えばいい。バークシャーはその両方の方法で、投資先の判断を行い、同じ結論を得ようと心がけている。

という事だと思います。

ここで1.にあたる方法を学ぶのが、今回のオープンセミナーであったり、上記書籍「真っ当な株式投資」をお読みいただくということだと思います。

それに対して、2.の方法を学ぶのは、そう一朝一夕にはいかないのですが、その方法を学びたい方は、「合宿セミナー」を受講いただくのが、最も効率的(時間面・費用面双方で)な方法だと思います。

今後、東京だけでなく大阪、場合によってはそれ以外の地方でも、合宿セミナーを企画していこうと考えています。
ご興味のある方は、ご期待いただきたいとともに、宜しくお願いいたします。

もし宜しければ、「お知らせメールのご依頼」もご利用ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)